AI協働の概要

AI協働

AI協働の概要

選択範囲編集、続きの執筆、対話からの提案という3つの入り口と、「承認後にのみ書き込む」原則について解説します。

3つのAI協働アプローチ

LoomworldにおけるAI協働の入り口はひとつだけです。ワークスペース左側にあるチャットボックスであり、アシスタントは常にそこで応答します。この窓口を通じて3つの協働が行われます。選択した文章を右クリックして調整すること、章やシーンを指定して続きを執筆させること、そしてまず対話で議論を深めてその結論をモジュール横断の提案カードにすることです。AIは現在のタスクに必要な資料を読み込みますが、プロジェクトに書き込まれるあらゆる変更は、必ず事前に提案カードとして提示されます。

選択範囲の編集

文章を選択して右クリックし、リライト、拡充、要約、推敲のいずれかを選び、必要に応じて具体的な要望を付け加えます。これは局所的な表現の推敲に適しています。章やモジュールをまたぐ変更を行いたい場合は、チャットボックスで直接その範囲を指定してください。

処理結果は変更前後の差分プレビューとして提示されます。ユーザーが承認して初めて原文が置き換えられます。詳細は 選択範囲のリライト をご覧ください。

続きの執筆:章・シーン・時空を指定

チャットボックスで対象(第何章、どのシーン、どの時空か)と、その箇所で何を推進させたいかを伝えます。アシスタントは該当ユニットのコンテキスト(シーンの主ロケーションと子孫ロケーション、章ごとの執筆意図、関連資料の該当章時点での状態など)を把握した上で続きを執筆し、保留中の提案カードとして返します。承認されると、そのユニットの末尾からテキストが追記されます。

右側のコンパニオンパネルには文章生成ボタンは一切配置されていません。コンパニオンは構造管理のみを担います。詳細は アシスタントによる続きの執筆 をご覧ください。

対話で深め、合意事項を提案カード化する

登場人物の動機を推論したり、展開の方向性を議論したり、設定の整合性を確認したりする対話段階では、プロジェクトには何も書き込まれません。議論がまとまったら「先ほどの結論を変更として反映して」と明確に指示することで、変更前後の内容、対象オブジェクト、影響範囲を一覧にした確認カードが提示されます。

処理中には1行のステータス表示(thinking / reading character · Ah-Zhen / searching the project / composing changes)が現れ、完了後は「view process」(処理プロセスを表示)をクリックすることで今回の実行ステップを展開して確認できます。セッションは複数蓄積でき、名称変更やセッション一覧の折りたたみにも対応しています。プロジェクト作成前の対話は「Project start」(プロジェクト開始)セッションとしてプロジェクト内に保持されます。詳細は 対話から提案カードへ をご覧ください。

承認メカニズム:原稿を勝手に上書きしない安心設計

どの入り口からであっても、プロジェクトへの書き込みは必ず1枚の確認カードを経由します。変更前後の内容が可視化され、承認すれば適用され、拒絶するか閉じれば1文字も変更されません。有効期限を過ぎたカードには「Proposal expired」(提案の期限切れ)と表示され、「Update and continue」(更新して続行)で最新の状態に基づいて再生成できます。承認前に他の場所で対象が変更されていた場合、暗黙的に上書きされることはなく、カード全体の適用が安全に拒絶されます。

1回の承認に含まれるアトミックな操作は最大8つであり、単一のトランザクションとして一括コミットされます。適用後はプロジェクトの取り消しスタックに登録されるため、1回の取り消し(Undo)で削除を含めた一連の変更全体をまとめて元に戻すことができます。

AIの出力には誤り、重複、文脈の逸脱が含まれる場合があります。原稿に取り入れる前に必ず作者自身で内容をご確認ください。客観的事実、法律、医療などの専門的内容に関してAIの出力を過信しないでください。最終決定権および事実判断の責任は常に作者自身にあります。

AIによる変更可能範囲と保護領域

変更可能な範囲:6つの資料オブジェクト(キャラクター、ロケーション、小道具、世界観設定、伏線、タイムライン)の新規作成・編集・削除、登場人物の関係性の新規作成・削除、脚本テキストのパッチ的修正、および章・シーン・時空の構造フィールド(新規作成・削除を含む)。

保護領域(変更不可):章ごとのキーフレーム、関係性の章ごとの状態、ランキングスコア、マップ上の手描き描画や配置、バックグラウンド自動保守パイプライン、キャンバス上の座標配置。このリストはホワイトリスト方式であり、記載されていないフィールドにAIが書き込むことはできません。完全な一覧と検証ルールについては AIによる変更可能範囲と保護領域 をご覧ください。

バックグラウンド自動保守とプロジェクト設定

執筆を一時中断して手を止めると、しばらくして章の概要、物語の全体概要、エンティティのカルテ、整合性チェックレポート、ビートの要約が自動的に更新されます(保守処理の呼び出しは複雑度に応じて段階分けされており、現在のプロジェクト状態を読み取って実行されます)。自動保守スイッチや「全プロフィールの更新 / 本章の巡回チェック / 全章の巡回チェック」は「プロジェクト設定」→「AI設定」で管理できます。作家が手動で入力した章ごとの執筆意図やシーンの概要が自動生成コンテンツで上書きされることは決してありません。

文体スタイルは独立して管理されます。プロジェクトのデフォルトスタイルは9次元の構造化テンプレートであり(6種類の組み込みテンプレートは読み込み後にプロジェクト固有のスナップショットになります)、文体の表現傾向のみに影響を与え、プロジェクトの設定事実やストーリーの結末を変更することはありません。また、インターフェース言語とプロジェクト言語も完全に分離されており、英語UIのままでも日本語の脚本を問題なく執筆できます。

クレジット消費の基準

費用体系は明確に3つに分かれています。ソフトウェア本体は長期的に利用可能であり、脚本エディターと資料モジュールは完全に機能し、記録はこのローカル端末に保存されます。サブスクリプションには無制限のAIアーカイブ自動保守とクラウド同期、および毎月付与されるAI協働クレジットが含まれます。月間付与枠を超えた分は、アプリ内に提示される料金体系に基づいて容量単位で追加購入できます。

Global版はCreem、CNのPC版はAlipayを利用します。ログイン後に商品と価格を確認してお支払いください。サブスクリプションは30日間・手動更新で、自動課金はありません。 請求とクレジット および 料金プラン をご覧ください。

制限事項とトラブルシューティング

  • AI機能の利用にはクラウドアカウントへのログインが必要です。未ログイン時に各機能がローカルモデルへ通知なしでフォールバックすることはありません。
  • AIの呼び出し時は、まずローカルの変更をクラウドへ同期してバージョンを照合します。バージョンが一致しない場合は古いデータで処理を実行せず、タスクを明確にブロックします。
  • 原稿内容がモデルの処理上限を超えている場合は、テキストを無断で切り詰めて送信するのではなく、上限を超えている旨を明確に通知します。
  • 1つのタスクに最大4枚の画像を添付できます。実行環境が画像を処理できない場合は、テキストだけを送信して画像を確認したふりをするのではなく、要求を明確に拒否します。
  • アシスタントは自動創作機ではありません。次のシーンを勝手に予定して執筆することはなく、作家の不在中にプロジェクトを変更することもありません。