対話から提案カードへの変換
まずAIとアイデアを練り上げ、合意した結論を承認可能な変更カードに変換します。
アイデア検討と変更提案の明確な区別
登場人物の動機の整理、プロットの展開シミュレーション、設定の整合性検証、論理の破綻チェック――これらはすべて対話チャットで行います。対話自体にはいかなる副作用もありません。資料を読み込み、比較検討し、3つの展開案を提示することはあっても、承認カードが発行されない限り、本文やライブラリのデータに指一本触れることはありません。
対話内容から提案カードを生成する手順
- セッションを開く左側のアシスタント常駐パネルからチャットに入ります。1つのプロジェクト内に複数のセッションを作成でき、新規作成、名称変更、一覧の折りたたみが可能です。セッションは該当プロジェクトにのみ紐づきます。
- 課題を提示する検討したい課題と範囲を伝えます。プロジェクト全体をコピー&ペーストする必要はありません。アシスタントが必要なデータを自律的に検索します。入力欄で「@」を入力すれば、特定のキャラクター、シーン、テキスト箇所を今回の対話に直接引き込むことができます。
- 提案カードの発行を依頼するアイデアの議論が収束したら、「この結論をプロジェクトの変更案にして」と明確に伝えます。承認カードには、項目ごとの変更前後の差分、対象オブジェクト、影響範囲が一覧表示されます(1回につき最大8件のアトミックな操作)。
- 承認、調整、または破棄「Apply changes」(変更を適用)を押すと1ステップでデータベースに反映され、1回のアンドゥで元に戻せます。「Adjust proposal」(提案を調整)を選ぶと指示を添えて再生成され、承認しなければ原稿は一切変更されません。放置された古いカードには「Proposal expired」(提案の期限切れ)と表示されますが、「Update and continue」(更新して続行)を押せば現在の最新状態を再読込して新しい提案が出力されます。
原稿を安全に守る保護機構
- 手動で執筆した章の意図、シーン要約、世界観設定の説明は、バックグラウンドの自動保守機能によって勝手に上書きされることはありません。書き込みを行う際はプロジェクトの現在の最新データが優先され、古い推測が持ち越されることはありません。
- 事実を勝手に捏造しません。情報が不足している場合は自律的に調査を行い(ナレッジグラフ、執筆段階、創作ノウハウ集)、それでも見つからない場合は実行を妨げている本質的な疑問を1つだけユーザーに問いかけます。辻褄合わせの嘘を出力することはありません。
- 参照やリンクの作成権限は作家にあります。対話の中で名前が出たからといって、プロジェクト内で勝手に接続が確立されることはありません。
入力欄に備えられた4つの機能スイッチ
- 「Special」(専門機能):今回の対話に特化した機能を付与します(ブレインストーミング、続きのアイデア、リズム分析、整合性チェック、伏線チェック、キャラクター/ロケーション/小道具の生成)。この設定は今回のみに適用され、送信後に自動クリアされます。送信前は「今ラウンドの専門機能:…」のバッジが表示されます。
- 「Style」(文体):プロジェクト全体のテンプレートを書き換えることなく、今回の対話にのみ適用する構造化された文体を選択し、各次元を微調整できます。
- 画像添付:最大4枚のJPEG / PNG / WebP画像を添付し、参考資料やスクリーンショットをアシスタントに提示できます。送信前に個別に削除可能です。
- 「@」(エンティティ参照):今回の対話で扱う対象(キャラクター、小道具、ロケーション、世界観設定、脚本全体、章、シーン、時空)をピンポイントで指定できます。曖昧な自然言語による記述で誤認識されるのを防ぎます。
テキストのストリーミング出力が始まる前には、現在の処理内容を示すステータス行(章・12 を読み取り中 / 変更案を構成中 / 画像を生成中)が表示されます。出力中はいつでも「Stop」(停止)でき、それまでに届いた内容が保持されます。完了後は「プロセスを表示」から、その対話で読み書きされた情報を確認できます。
1回の対話で参照可能なコンテキスト範囲
プロジェクトのナレッジグラフ(オブジェクトと関係性、検索、読み取り、隣接関係、追跡、アウトライン)、執筆ステージ一覧、ローカルの創作ノウハウ集(一般的な創作作法であり、プロジェクト固有のプライベートデータではありません)、専用ビュー(世界観設定、タイムライン)、そして「@」で引き込まれた具体的なデータが参照されます。脚本全体の読み込みはオフセットによってチャンク分割処理されるため、作品が長大になっても最初の数ページしか読まれないようなことはありません。
モデルが参照するナレッジグラフのバージョンは、タスクが開始された瞬間のプロジェクトバージョンに固定されます。開始後に行われた変更は次の対話から反映されるため、生成の途中で参照資料がブレることはありません。
制限事項とトラブルシューティング
提案カードはあくまで承認待ちの変更案であり、確定した事実ではありません。適用する前に対象オブジェクトと影響範囲を必ず確認してください。通信やセッションに問題が生じた場合は、わかりやすい自然言語で案内され(サービス利用不可、セッション再構築が必要、タスク中断など)、詳細なエラーコードはログおよび管理詳細ビューに記録されます。
AIが変更可能な3種類のオブジェクトについては AIによる変更可能範囲 を、モジュール間の連動影響については モジュール間連携 を参照してください。