アシスタントによる続きの執筆
チャットで章・シーン・時空を指定し、続きの執筆内容を承認可能な提案カードとして受け取ります。
執筆を依頼すべきタイミング
続きの執筆をアシスタントに依頼して特に高い効果が得られるのは、主に2つのケースです。1つ目は、骨組みがすでに整っている場合です(章の意図、シーン要約、ビートがすでに書かれており、アウトラインを本文へ肉付けしたい時)。2つ目は、あるノードで行き詰まり、物語を前に進めるための複数の選択肢を比較検討したい時です。逆に、プロジェクトがほぼ白紙の状態であれば、まず登場人物、葛藤の構図、そしてそのセクションの目標を定義してからアシスタントに執筆を依頼してください。結果のコントロール性が格段に向上します。
対象範囲の明確な指定:章、シーン、時空
アシスタントチャットで、執筆を進める対象の深さを明確に指定します(例:「第12章の続きを執筆して」「『雨の夜の対決』シーンの続きを書いて」「時空・午後 の後ろに3つのビートを追加して」など)。アシスタントはその対象に合わせて必要な文脈を過不足なく組み立てます。シーンの主ロケーションとその傘下の全地点、章の意図、そして対象となる章時点での関連人物や世界観設定の有効な状態が自動的に収集されます。
対象範囲が曖昧な場合、アシスタントは勝手に推測して執筆を始めることなく、プロジェクトデータを検索するか、確認のための質問を1つ返します。テキストのストリーミング出力が始まる前には、現在の処理内容を示すステータス行(思考中 / 章・12 を読み取り中 / 内容を構成中)が表示され、出力後には「プロセスを表示」から今回の生成で参照された資料を確認できます。
具体的な操作手順
- チャットボックスを開く画面左側にあるフローティングパネルです。本文を覆わない位置にドラッグして配置できます。外部をクリックしても勝手に閉じることはなく、セッション履歴一覧を折りたたんでもメインエディターの表示幅に影響しません。
- 目標と方向性を伝える対象の単位(章 / シーン / 時空)、物語をどう展開させたいか、避けるべき描写を伝えます。「この章の続きを執筆」といったプリセットのクイック導線から始め、後ろに具体的な要件を1行書き加えるのが効果的です。
- 提案カードを確認生成結果は承認待ちの提案カードとして返信されます。脚本への変更はシーン全体の粗暴な置き換えではなく、差分パッチとして提示されます。
- 承認して反映、または手動で引き継ぐ「Apply changes」(変更を適用)を押すと、その単位の現在の末尾に文章が追加されます。途中で待つのをやめたい場合は、「Stop and take over」(停止して引き継ぐ)を押せば、すでに生成された文章をすべて保持したまま、すぐに自分の手で続きを書き進めることができます。
構造とフォーマットのルール
- シーンや時空の続きを執筆する際、執筆の途中で同階層の新しい単位が勝手に作成されることはありません。ストーリーの展開上新しいシーンが必要な場合は、提案内で「新規シーン」と明示的に宣言され、承認カード上で影響範囲を一目で確認できます。
- 安全な末尾追加:続きの執筆は常に対象単位の末尾に追加される形式をとり、既存の本文を勝手に書き換えたり、ノードの固有IDを改ざんすることはありません。
- 脚本の規定見出し形式に厳格に従います(「# 第N章 タイトル」「## 連番 · ロケーション · 時間 · 短いタイトル」「### ロケーション · 時間」、登場人物行には実在する名前)。主ロケーションの欠落、ロケーションの曖昧さ、形式の不整合がある場合は、操作全体が安全に拒否されます。
意図に沿った結果を引き出す指示の出し方
- 感情の形容ではなく、階層と具体的なアクションを指定する:「もっと緊迫感を出して」と指示するよりも、「第12章の続きを書いて。ここで林默が初めて嘘をつく」と伝える方がはるかに質の高い結果が得られます。
- 「必ず起こすべきこと」と「絶対に起こしてはならないこと」を明確にする:このシーンで明かすべき重要情報、まだ伏せておくべき人間関係などを指定します。この2つの境界線を引いておけば、出力後に境界が守られているかを確認するだけで済みます。
- 本文の前に骨組みを用意する:章の意図、シーン要約、番号付きビートを事前に用意しておけば、モデルが勝手な出来事を捏造するのを防ぐことができます。大まかなビートで十分であり、1つのビートを3段落の本文に展開するのが標準的な流れです。
- 視点(POV)と時相を指定する:このシーンを誰の視点で追うのか、現在の描写なのか過去の回想なのかを伝えます。この1文を添えるだけで、大幅な手戻りを防げます。
- 長文は小分けにして進める:一度に2000字を要求するのではなく、まず3つのビートを提示させ、気に入ったビートを1つずつ展開してください。一度に大量の文章を求めると、無駄な文字埋めやつなぎの定型句が増える傾向があります。
制限事項とトラブルシューティング
生成が中断されたり出力上限に達した場合でも、出力済みのテキストは保持され「未完」と明確にマークされます。そのまま追加入力を行って続きを出力させることができます。これによりプロジェクトが中途半端な状態で壊れることはありません。生成された未承認のテキストはプロジェクトの正式データではなく、あなたが「Apply changes」を押して承認するまでは一切保存されません。
冒頭の生成やインポートした原稿の処理も、この共通の配信層を使用します。プロジェクト新規作成後、冒頭のテキストは実際の執筆段階に沿ってページ上に展開されます(簡潔なアイデアであっても最低300文字の生成が担保されます)。途中で停止すれば即座に手動執筆へバトンタッチでき、通信トラブル等が発生した場合は末尾から追加する「Complete opening」(冒頭の補全)を1回実行できます。なお、TXT / DOCXファイルの脚本インポート処理ではモデル呼び出しは一切行われません。